2012年3月21日水曜日

骨折した骨がくっつきません。

骨折した骨がくっつきません。

我が家のプードル♀(17カ月と18日)が

8月に高い所から飛び降りて、骨折してしまいました。

最初は夜間の事故だったので、緊急対応の病院に

連れて行きました。

しかし、あまり良い病院ではなかったようで、

不安を覚えてかかりつけの病院へ連れて行きました。

結果手術ということになり、足にピンを入れられて、

4週間経過をみるということでした。

4週間後レントゲンを診るとまだ骨がくっついておらず、

更に2週間様子を見ました。

結果、骨はくっついていません。

通常であれば、年齢的にも3週間くらいで骨が

くっつくらしいのですが、うちの子は稀なタイプで

骨のつきが悪いみたいです。

結局ピンも入れっぱなしにも限界があるとのことで、

ピンを抜き、副木にギブスでがっちり固定の状態で

4週間様子をみることになりました。

問題は4週間後にくっついてなかった場合に

どうするかということです。

獣医の話だと骨が細いため、プレートを入れるにも

ビス穴をあける時点で骨が砕けてしまう可能性が

あると言われました。

かと言ってこのままだまっていても、障害が残って

しまうことが予想されます。

何か良い解決策はないものでしょうか?

どなたか良い情報などご存知な方がいらっしゃいましたら、

宜しくお願いします。







カルシウムやビタミンDなどの投与はすすめられませんでしたか?

また、日常の管理は室内を自由に動き回る環境でしょうか?

骨折した骨が再生するには、骨の元となるカルシウムが必要となります。

カルシウムが骨となるにはビタミンDが必要です。ビタミンDは、日光にあたる事で体内で合成できます。これらは犬用の骨の強化剤に含まれています。

長期間、無重力状態にいる宇宙飛行士は骨が脆くなる事はご存知ですか?骨は力(重力)が加わる事が刺激となり、カルシウムが沈着し、丈夫になります。

ですから、折れた部位には適度な負荷が必要となります。

激しい運動はピンが曲がったり折れたりする危険があるため、厳禁ですが、足を着いて歩くくらいの負荷が必要となります。

その為、ギプスによる固定の場合、骨折部分への負荷が少ない事と、筋力低下により、完治までに時間がかかります。

ピンによる弊害がなければ長めに経過を見ても良い場合もありますが、おそらくピンによって骨の再生が阻害されている可能性も考えて、別の方法を取るのではないでしょうか?

確かにプードルやポメラニアンなどは骨が極めて細く、骨折の手術には大変な技術を要します。

プレートによる固定もプレートのサイズやそれを骨に固定するリスクを考えると難しいと思います。








トイプードルの撓尺骨の骨折は非常に多いです。そしてとても難しい手術です。しかし、レントゲン見ないと断定できませんが、トイプードルの体重が2.5キロ以上なら、プレートによる固定ができます。プレート固定ができない場合には、髄内ピンによる固定になりますが、その場合は手術後に手根関節と肘関節が動かないようにする外固定が必要となります。なぜなら、プレート固定とは違い、ピンによる固定は骨折部位での回転力や牽引力などに弱いので、それを補強するために強固な外固定が必要となります。そのような処置は行われていたのでしょうか?骨折はとても難しい手術ですが、治せる先生はたくさんいます。手遅れになる前に早めに主治医を相談してください。でないと、一生骨折部位がつかなかったり、断脚もありえますよ。

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