2012年3月23日金曜日

皮膚科に行っても原因が分からない皮膚炎

皮膚科に行っても原因が分からない皮膚炎

3週間前に某メーカーの新アイアンセットを購入し、近くの練習場に行き試打を3時間ほどして帰ってきたところ翌日、グローブをしていない右手(親指と人差し指の間)に湿疹ができてしまいました。グローブをしていた左手は大丈夫だったのですが、1週間後にグリップのあたる手のひら(生命線の下あたり)にも湿疹ができてしまいたした。両手とも痒くてたまらないので、ついかいてしまったら手の皮が剥け、ボロボロなってしまいました。これって何かのアレルギー?それとも皮膚炎?たまらず会社の近くの皮膚科に行って診察してもらいましたが「皮膚炎だからすぐ直る」と言われ塗り薬(ネリゾナクリーム5g、2本)をもらい毎日塗りましたが5日で薬が無くなり症状は良くならず、さらに悪化し右手親指は皮がボロボロになり、皮膚が割れてしまい、皮が突っ張って指が曲がらない状態です。これは何の病気なのか教えて下さい。







掌蹠膿疱症ではないでしょうか?



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掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、皮膚病の一つ。手掌・足底に無菌性の膿疱が反復して出現する。基本的に慢性難治性の疾患である。



症状 :



手掌・足底に多数の膿疱が両側に急に出現し、しばらくするとガサガサになる。こういった経過が寛解、増悪を繰り返す。

約10%に胸肋鎖骨関節、脊椎に関節炎を併発する。

特に胸肋鎖骨骨化症を合併することが多く、その場合は、上胸部の疼痛や運動制限が見られる。

原因 :



溶連菌やスーパー抗原に対する免疫応答に異常があるという報告がある。膿疱が無菌性であるが、慢性扁桃炎(扁桃病巣感染症)・虫歯・歯肉炎などの病巣感染や、歯科用金属やアクセサリーなどによる金属アレルギーの関連性があるとされる[1]。その他、ビタミンの一種であるビオチンの不足も原因とされている。







治療 :



局所には、ステロイド外用剤やビタミンD3外用剤を使用。

内服治療としてミノサイクリンやマクロライド系抗生物質を使うこともある。また、ビタミンA剤(チガソン)の内服を行うこともある。

紫外線療法を行うこともある。

強い関節炎に対しては、対症療法として非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を使用する。

扁桃摘出術が有効な症例もみられる。

ビオチン療法

掌蹠膿疱症の原因としてビタミンの一種であるビオチンが不足していることがあげられるため、血中ビオチン値の上昇を目的として行う治療法である。特に掌蹠膿疱症に伴う関節炎には効果が高い[2]するという報告があり、使用される。ビオチンは通常量より多い多量の1日9mg~12mgで投与されるケースが多い。ビオチンと併用するものとして、シナール[3]( アスコルビン酸とパントテン酸を配合した複合ビタミン剤)と、ミヤBM細粒[4]( 酪酸菌製剤 )も同時服用する。服用の際は、生卵の白身および発酵物の過剰摂取に注意する、1日10mg以上取る場合は過剰摂取障害がおきるなどがあるため、医師の指導のもとに投与されることが望ましい。

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