2012年3月7日水曜日

亀の甲羅が大きくなる原理を知りたいです。

亀の甲羅が大きくなる原理を知りたいです。







カルシウムを体内吸収するには『ビタミンD3』の働きが必要で、ビタミンD3を合成するには『紫外線』が必要となります。



単にカルシウムを摂取しただけでは充分に体内吸収される事は無く、甲羅や骨格形成には転嫁されないって事でして、吸収に際する『橋渡し役』となるビタミンD3の存在が不可欠になるものの、『甲羅干し』等での紫外線照射がない限りは体内合成が成されないって事です。

カルシウムを充分に摂取し、キチンと甲羅干しさせれば『キレイな甲羅』に育てられるのです。



次に『大きくなる仕組み』についてですが、簡単に言うと『各甲板がそれぞれ成長』する事で、甲羅全体の成長につながるって事です。

甲板とは甲羅に見られる『板状のプレート』の事で、背中中央の『椎甲板(ついこうばん/5枚)』、その両脇の『肋甲板(ろっこうばん/各4枚)』、甲羅の輪郭にあたる『縁甲板(えんこうばん/11枚)』が背甲の基本的な配列・枚数です。

※ 上記以外に縁甲板の首側中央の1枚を『項甲板(こうこうばん)』と言い、反対側の尾の部分2枚を『臀甲板(でんこうばん)』がありますが、種により椎甲板が6枚・項甲板が無いなどの相違がありますので、全ての種に枚数が共通する訳ではありません。



この多くの甲板が『それぞれに成長』するわけですから、固いイメージのある甲羅ではあるものの、意外と成長速度は速いのです。








原理はよく分からないのですが、見たところでは一枚一枚の甲羅のウロコが年輪を重ねるようにして少しずつ外側に大きくなっています。

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