人工透析について
人工透析は、慢性腎不全で腎臓がほとんど機能しなくなってしまった人に対する治療ですが、
腎臓の機能はいくつかあると思います。
① 体の中で不要になった老廃物(クレアチニン・尿素・尿酸等)を尿として排泄
② 水分調整(余分な水分を尿として排泄)
③ 電解質(ナトリウム・カリウム・カルシウム・リン等)バランスの調整
④ 血液の弱アルカリ性(Ph7.4)維持
⑤ 造血刺激ホルモンの分泌
⑥ ビタミンDを活性型ビタミンDにして血液中のカルシウム吸収補助
⑦ 血圧調整
⑧ 不要ホルモンの不活化
これらすべて人工透析で補えないと思うのですが、
①~⑧の中で人工透析では補えないものと、
人工透析では補えない場合どうやってその働きを補うのかを教えてください。
①~④までは、
透析治療そのものと、透析液の組成によって改善されますので補えます。
⑤については、
人工的に作られたヒトエリスロポエチン製剤が幾つかの製薬会社によってありますので、注射にて補えます。
⑥については、
マキサカルシトール(活性型ビタミンD3誘導体)・カルシトリオール(活性型ビタミンDそのもの)という薬剤がありますので、それにて補えます。
⑦については、
血圧の増高因子にもよるので、何とも言い難いですが・・・レニン系などでしたらそれに対応した降血圧剤の処方にて補いますし、体液過多による血圧増高の場合には除水によって血圧を下げます。
⑧については、
不要ホルモンの不活性については、何の事を示しているのかは分かりませんが、それに対応した薬剤などで対応しますので、補える努力をするはずです。
とても乱雑な文章ですが、参考になれば幸いです。
追記
上記の方は透析については、そこまで詳しくない様ですので、あまり気にしないで下さい。
高カリウム血症が、心筋梗塞を誘発する事はまずありませんので、間違っています。
危険なのは、心停止です。
心臓の電気伝導系は、主にナトリウム・カリウム・カルシウムによって成り立っています。
血液中にカリウムが高くなると、再分極が妨げられるため、心臓自体が動きを止められてしまいます。
ちなみに、心筋梗塞というものは、冠動脈に血栓が飛んだり、狭窄する事によって、その部分よりも先に血液が行かなくなる事で、心筋がダメージを受けるものであり、まったく関係性はありません。
それから、透析患者は低カルシウム血症になっている事も間違いないですし、高リン酸血症との相乗効果で血中インタクトPTHの増加によって骨異栄養症にもなる事は間違いないですが、カルシトニンの投与は持続的効果があまりないため、臨床の場で毎回投与される事はありません。
まずは、腎機能低下による活性型ビタミンDの補充療法が優先です。
基本的には、増悪の可能性を示唆した場合には、副甲状腺の上皮小体の切除術を行います。
臨床の現場を知った上での回答をして下さい。
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